松葉ガニとせこガニの違い
丹後山陰地方で水揚げされるズワイガニは松葉ガニと呼ばれます。
実は松葉ガニはオスのみを指しています。
せいこガニは、丹波山陰地方で水揚げされるメスのズワイガニになります。
また、晴れて松葉ガニやセイコガニになれるのは大きさや甲羅などに規制があり、なんでもかんでも松葉ガニになれるわけではありません。
松葉ガニと言っても、水揚げされる場所によってブランドが違うため呼び名が変わります。
本物の松葉ガニには足にタグが付けられるのですが、松葉ガニのブランドによりタグの色が変わります。
緑色のタグ:京都府 浅茂川港 大善かに、間人港 間人かに
青色のタグ:兵庫県 津居山港 津居山かに
ピンクのタグ:兵庫県 柴山港 柴山かに
水色のタグ:兵庫県 浜坂港 浜坂かに
となっています。
これらの国産のズワイガニのオスをまとめて松葉ガニと呼ばれます。
せこ蟹の魅力
せこ蟹は国産のズワイガニのメスですが、ズワイガニはオスに比べるとメスはかなり小さいです。
その為、身を食べようと思ったら松葉ガニには敵いません。
ただ、せこ蟹にはせこ蟹の魅力があります。
メスだけに与えられた特権、それが卵です。
せこ蟹には内子と言われる、卵になるまえの部分と、外子と言われる、プチプチの卵があります。
さらにかにみそもあるので、酒飲みには堪らない珍味の塊がせこ蟹です。